◆ 箴言3-5
◆ Ⅱコリント1
悪いことばを、いっさい口から出してはいけません。ただ、必要なとき、人の徳を養うのに役立つことばを話し、聞く人に恵みを与えなさい。―エペソ4:29
アメリカの最高裁判所は2008年11月、下品な言葉を言論の自由として認める限度について討議しました。連邦通信委員会は、タレントが番組中に汚い言葉を使っていたのに、それを放置して放送したということで、あるテレビ局を喚問しました。テレビ局側は、下品な言葉であっても、生放送でうっかり出てしまったもので、また性的に露骨でない場合は罰せられるべきではないと主張しました。それに対し、このような汚い言葉から子どもたちを守るのは大人の務めだ、と反論した人たちもいました。
このような議論は、エペソの教会には不必要でした。使徒パウロは、「悪いことばを、いっさい口から出してはいけません」(エペソ4:29)と語りました。イエスのあがないの恵みに応答し、キリストにあって生かされる方法のひとつは、言葉に気をつけることです。
パウロは、彼らの生き方が、以前のままであってはいけないと言いました。それは、不道徳で不健全な話、悪意のあるゴシップ、中傷、汚い言葉を話すこと、その他の人を傷つけたり、争いのきっかけを作ったりすることです。エペソの教会の人にとって望ましいことは、むしろ「必要なとき、人の徳を養うのに役立つことばを話し、聞く人に恵みを与え」ることでした(エペソ4:29)。
私たちはイエス・キリストの弟子なので、自分の心からわき上がり、自分の口から外に出される言葉は、他の人にいのちの恵みを与えるものでありたいと願います。聞く人たちにとって、祝福となる言葉を語りたいと願います。
(Marvin Williams)
私たちのおしゃべりは、神のみことばによって作られるべきだ。