神の命令とは、私たちが御子イエス・キリストの御名を信じ、……私たちが互いに愛し合うことです。―Ⅰヨハネ3：23

成人した子どもが無責任なので、政府や慈善団体に金銭的な援助を求めざるを得なくなった高齢者がいます。その数が増加傾向にあることについて、シンガポール政府の役人は、「愛を法律で強化することはできない」と語りました。

しかし聖書は「愛せよ」と命じます。モーセはイスラエルの民に、次のように語りました。「すなわちわたしは、きょう、あなたにあなたの神、主を愛し、その道に歩み、その戒めと定めと、おきてとを守ることを命じる」（口語訳　申30：16）。またイエスは、最も大切な教えは「あなたの神である主を愛せよ」だと語られました（マコ12：30）。

　
神は「愛せよ」と命じられます。カルバリの十字架で至高の愛を示された神には、「愛せよ」と私たちに命じる権利があるのです。「キリストは、私たちのために、ご自分のいのちをお捨てになりました。それによって私たちに愛がわかったのです…神の命令とは、私たちが御子イエス・キリストの御名を信じ、キリストが命じられたとおりに、私たちが互いに愛し合うことです」（Ⅰヨハ3：16、23）と、イエスの愛弟子のヨハネが語るとおりです。

「愛せよ」という命令に従うチャンスはいつでしょう。親を扶養し、介護し、敬うことは、その一例です。病気の友人の面倒を見たり、近寄りがたい人に親切で暖かい言葉をかけたりすることはどうでしょう。イエスは、私たちのために犠牲になってくださったのですから、私たちが人に愛を示せるよう助けてくださいます。祈って実践しましょう。
（C.P.Hia）

互いに愛し合う時、私たちは神への愛を表している。