1年で聖書を!
◆ 箴言27-29
◆ Ⅱコリント10
聖書のみことば Ⅰコリント1:18-31

 
しかし神は、知恵ある者をはずかしめるために、この世の愚かな者を選び、―Ⅰコリント1:27


プロゴルファーのバイロン・ネルソンは1945年、素晴らしい快挙を成し遂げました。30のトーナメントに出場し、18回の優勝、しかも11回は連続優勝という結果です。そのまま行けば、おそらく史上最強のゴルファーになっていたことでしょう。しかし、それはネルソンの人生の目標ではありませんでした。彼は、ゴルフで十分稼いだら牧場を買い、牧農をしたいと思っていました。それで若干34歳、プロゴルファーとして絶好調の時に引退し、牧場経営を始めました。彼の人生の目標は、皆とは違っていたのです。

彼の考え方を世間は愚かだというかもしれません。より大きな財や名誉を求めることなく、真の満足を追いかけようとする人の心を、世間は理解しないでしょう。キリストに人生をささげて生きることを選んだとしても、同じことが言えます。しかし、この世の見方では愚かだと言われるものの中に、世のゴールとは異なる主イエスのゴールがあり、クリスチャンは自らの生き方でそのゴールを示すことができます。使徒パウロは「しかし神は、知恵ある者をはずかしめるために、この世の愚かな者を選び、強い者をはずかしめるために、この世の弱い者を選ばれたのです」(Ⅰコリ1:27)と述べています。

 
神の御国の価値観に従って生きるなら、世の人からは愚か者の烙印を押されるかもしれません。しかし、神の栄光を示すことになるでしょう。
(Bill Crowder)

神の価値観を反映しない価値観はまったく価値がない。