1年で聖書を!
◆ 伝道者の書1-3
◆ Ⅱコリント11:16-33
聖書のみことば Ⅰサムエル7:2-12

 
ここまで主が私たちを助けてくださった―Ⅰサムエル7:12


聖歌273番の「いのちの泉に」の歌詞は、イスラエルが、かつてのような神との親密さを取り戻そうとした時代を背景に書かれました。イスラエルの霊的な指導者サムエルは、民にこう告げました。「もし、あなたがたが心を尽くして主に帰り、あなたがたの間から外国の神々やアシュタロテを取り除き、心を主に向け、主にのみ仕えるなら、主はあなたがたをペリシテ人の手から救い出されます」(Ⅰサム7:3)。

イスラエルが罪を悔い改めたとき、神は勝利をくださいました。そこで、「サムエルは一つの石を取り、それをミツパとシェンの間に置き、それにエベン・エゼルという名をつけ、『ここまで主が私たちを助けてくださった』と言った」のです(Ⅰサム7:12)。

 
「かみよりはなれて迷いしわれを、イエス君見出し給いし日より、恵みにもれたる時はなかりき、いざ打ち立てましエベネゼルをば」と歌うとき、助けを求めて神にすがりさえすれば、赦しと救いを与えていただけると分かります。今までどんな生き方をしてきたとしても、また、どんなにさまよってきたとしても、神は悔い改めてすがる私たちをあわれみ深く受け止めてくださいます。そして、神の愛で癒し、立ち直らせてくださいます。

もし、神の愛を忘れないようにしようと心に決めて、小さな石を机や棚の上に置いたとしたら、それが「エベン・エゼル」です。その目的は、「神の助けがあってこそ今日までやってこられた」と思い出すことです。その神は、あなたを最後まで守り抜いてくださいます。
(David McCasland)

神がともにいてくださるので、将来を恐れる必要はない。