◆ 伝道者の書10-12
◆ ガラテヤ1
非常に熱心にみことばを聞き、はたしてそのとおりかどうかと毎日聖書をしらべた。―使徒17:11
夫は「信頼せよ、しかし、本当であることを確かめよ」という米国第40代大統領ロナルド・レーガンの言葉が大好きです。レーガンは在職中、自分に寄せられた政治に関する情報のすべてを信用したいと思いました。しかし、それが真実でなければ国家の安全が脅かされるので、すべてを検証しようという努力を惜しみませんでした。
これと同じような態度で、真実を知ろうとした人たちがいます。使徒の働き17章11節は、ベレヤの人々について、「ここのユダヤ人は、テサロニケにいる者たちよりも良い人たちで、非常に熱心にみことばを聞き、はたしてそのとおりかどうかと毎日聖書を調べた」と語っています。ベレヤの人々は、人から聞いたことを単に盲目的に信じたのではありません。毎日のように、自分たちで検証したのです。
このようなことは、私たちにとっても重要です。私たちは教会や日曜学校、ラジオやテレビなどを通して聖書の教えを聞きますが、それを神の霊感によって書かれた聖書のみことば(Ⅱテモ3:16-17)に照らしてみなくてはいけません。私たちは「真理のみことばをまっすぐに説き明かす、恥じることのない働き人として、自分を神にささげるよう、努め励」まなくてはなりません(Ⅱテモ2:15)。
もし、私たちがこれを行うなら、「異なる福音」を教える人々や「キリストの福音を妨げようとする人々」(ガラ1:6-7)の餌食にはならないでしょう。にせ預言者たちは羊のなりをしてやってくる狼なのです(マタ7:15)。
忘れないでください。「信頼せよ、しかし、本当であることを確かめよ!」です。
(Cindy Hess Kasper)
真実を知ることが、偽者を見抜くための第一歩だ。