1年で聖書を!
◆ 雅歌1-3
◆ ガラテヤ2
聖書のみことば 箴言12:17-22

 
軽率に話して人を剣で刺すような者がいる。しかし知恵のある人の舌は人をいやす。箴言12:18


箴言の著者は、賢くない人のことを「軽率に話して人を剣で刺すような者」(箴12:18)と記しています。私たちの舌は、多機能の刃を備えたアーミー・ナイフのようです。あれやこれやと様々に互いを傷つけてしまいます。

怒り、苛立ち、欲求不満、ストレス、罪悪感、自信の無さ、不安。こうした健康的とはいえない心の状態が、刃のような言葉を口にして、自分や人を傷つけます。友情や家族の関係にひびが入ったりします。こういう訳なので、神に嫌われる7つの忌まわしいものの中に「兄弟の間に争いをひき起こす者」(箴6:16-19)が含まれていることは、不思議ではありません。

 
仲間入りをしないようにするには、どのようにすればよいでしょう。まず、よく考えてから口を開きましょう。噂話や中傷を口にしないようにしましょう。人の心を癒すのではなく、傷つけるような言葉なら口から出してはいけません。自慢や嘘、その他、人に仲たがいをさせるようなことも言ってはいけません。そうではなく、愛やあわれみ、赦し、真実など、人の心を癒す言葉を語りましょう。これらが、私たち自身と私たちの人間関係を支配しなくてはなりません。そもそも、主イエスが、赦しや愛、そして恵みを語ってくださらなければ、私たちはどうなっていたでしょう。

ナイフは捨てましょう。癒しの言葉を語りましょう。また、助けの手を差し伸べましょう。(Joe Stowell)

私たちは言葉によって、壊すことも建て上げることもできる。