1年で聖書を!
◆ エレミヤ書20-21
◆ Ⅱテモテ4
聖書のみことば Ⅱサムエル記12:1-14

 
剣は、いつまでもあなたの家から離れない。あなたがわたしをさげすみ、ヘテ人ウリヤの妻を取り、―Ⅱサムエル記12:10


悪いことをして、親に見つかっては謝る、ということを繰り返していた十代の少年がいました。それまでの態度に、両親はたいそう心を痛めていました。しかし少年は、赦してもらえるのをいいことに、次から次へと悪いことをするのです。

ある日、父親は話をしようと、息子をガレージに連れ出しました。父親は、金づちでガレージの壁に釘を打ちました。そして、その金づちを息子に渡すと、釘を抜くように言いました。少年は金づちを受け取ると、いとも簡単に釘を抜きました。
 

父は言いました。「これが赦しだよ。おまえが悪さをするのは、釘を打つようなものだ。赦しは、その釘を抜くことだ。」「ああ、そう」と少年は気のない返事をしました。

父は続けました。「今度は、金づちで釘の跡を取り出してみなさい。」
「そんなこと出来るわけないよ」と少年。「釘の跡を取り出すなんて、無理だよ。」

罪には報いがあります。この父親の話が象徴しているとおりです。また、ダビデ王の生涯もそのことを証明しています。ダビデは赦されましたが、姦淫と殺人という罪が傷跡を残し、子孫に及ぶまで数々の問題をもたらしました(Ⅱサム12:10)。この事実に、はっとさせられます。これは私たちに対する、神の警告です。後々まで残る罪の後遺症から身を守る最善の策は、神に従って人生を送ることです。 (Dave Branon)

罪は赦され洗い流されるが、罪が引き起こした結果は、甘んじて受けなければならない。