あなたがたは、選ばれた種族、……聖なる国民、……とされた民です。それは、あなたがたを、やみの中から、……招いてくださった方のすばらしいみわざを、あなたがたが宣べ伝えるためなのです。 ―Ⅰペテロ2：9

私たち夫婦は英国の人々、歴史、文化が大好きになりました。大のお気に入りは、由緒ある公園内で開かれる「プロムス」と呼ばれる野外コンサートです。「プロムスの最終夜」のイベントは、最高にすばらしいものです。花火が上がり、多くの国民が小さな英国旗をふって、愛国的な楽曲の演奏を盛り上げます。

私たちは、この祭が大好きでした。ある夏、子どもたちを連れて行くまでは…。そのときも私たち夫婦は、熱狂的な英国人と一緒に旗を振りだしました。すると、子どもたちはびっくりしました。音楽に負けじと叫んだ彼らの声を、今でもはっきり覚えています。「何をしているの！パパたちはアメリカ人だよ!!」
　

神もまた、同じように感じられるのではないでしょうか。私たちがこの世と調和して、周りの人々と同じように生きていたら、「そんな生き方をして何をしているのだ。おまえは私の国の民ではないのか」とおっしゃる声が聞こえてくるようです。

ペテロは私たちが「聖なる国民」であり、この世の人たちとは違うと教えています（Ⅰペテ2：9）。「聖なる国民」とはイエスのために聖別された特別な人たちで、この世の生き方に流されずに、イエスの生き方を反映する人たちのことです。彼らは攻撃されても復讐せず、あわれみと恵みと真理に満ち、約束を守る人たちです。つまり、イエスのような人たちです。

さあ、「イエスの国」の国民として生きて、聖なる旗を振りましょう。

（Joe Stowell）

イエスへの忠誠心は、私たちの生き方に現れる。