このキリストによって、両者ともに一つの御霊において、父のみもとに近づくことができるのです。―エペソ2：18

昨年11月、衝撃的なセキュリティー違反が起こりました。厚かましい夫妻がホワイトハウスの晩餐会に侵入して、いっしょの写真に写るほどアメリカ合衆国大統領に接近できたというのです。通常、ホワイトハウスの招待客の素性は厳しくチェックされるので、招かざる客が入り込む余地はありません。

今日では、立ち入り制限のない場所のほうが珍しいほどです。入り口の看板は「関係者以外立入禁止」、「許可車両以外通行禁止」、「通り抜け禁止」などと警告します。歓迎されないと言われて気分の良い人などいるはずがありません。しかし実際には、立ち入ることのできない場所が誰にでもあります。そういうわけですから、どんな人をも拒まないと言ってくださる神には、心からありがたいと思います。
　

神のところにやって来て「立入禁止」の看板を見る人はありません。神の御子イエス・キリストは、ご自分を救い主として受け入れたすべての人たちに、神に続く道を開いてくださいました（エペ2：18）。「すべて、疲れた人、重荷を負っている人は、わたしのところに来なさい」（マタ11：28）。「わたしのところに来る者を、わたしは決して捨てません」（ヨハ6：37）。「だれでも渇いているなら、わたしのもとに来て飲みなさい」（7：37）。御子はそう仰せられます。私たちはいつでも、祈りをとおして父なる神に近づいてもよいと言われています。

救われるためにキリストのもとに来たことのある人なら、神と無制限に親しく交わることができます。扉はいつも開いています。

（Cindy Hess Kasper）

神の子たちは、いつでも神の御座に近づける。