1年で聖書を!
◆ エゼキエル書35-36
◆ Ⅱペテロ1
聖書のみことば 出エジプト記4:1-5

 
主は彼[モーセ]に仰せられた。「あなたの手にあるそれは何か。」―出エジプト記4:2


機会を逃したときにひどく落ち込んだり、将来のことを心配したりする傾向があるなら、自分にこう質問してください。「自分のすぐ前には何があるのだろう。」つまり、今、どのような状況や人間関係が与えられているのかを考えるのです。この質問は、過去を後悔したり、未来を恐れたりすることから意識をそらし、あなたの人生にとって、神がおできになることは何かという点に立ち帰らせてくれます。

これは、神が燃える柴の中からモーセに尋ねた質問に似ています。モーセは思い煩っていました。自分の弱さを知っていたモーセは、イスラエルの民をエジプトの奴隷から解放するように、という神の召しに恐れをなしていました。神はただ「あなたの手にあるそれは何か」(出エ4:2)とモーセに尋ねられました。彼の注意を将来の不安からそらさせ、目の前にあるもの、つまり羊飼いの杖を見るようにされました。神はご自分が、ありふれた物を用いて奇跡を起こし、信じない人々を促すことができると示されました。モーセの神に対する信頼が増すにつれて、神はさらに大きな奇跡をモーセによって起こされました。
 

過去の失敗ばかりを考えていますか。未来に対する恐れがありますか。もしそうなら、神の質問を思い出してください。「あなたの手にあるそれは何か。」あなたのため、そして神の栄光のために、神が用いられるものは何でしょう。あなたの現在の状況や人間関係は、どのように用いられるでしょう。これらを神に委ねましょう。そしてあなたの人生も。

(Dennis Fisher)

過去は変えられない。そして、将来を心配しすぎると、現在が台無しになる。