◆ ハバクク書1-3
◆ 黙示録15
わたしは、あなたがたに平安を残します。わたしは、あなたがたにわたしの平安を与えます。わたしがあなたがたに与えるのは、世が与えるのとは違います。―ヨハネ14:27
天の軍勢を挑発するつもりはありませんが、ベツレヘムの外で羊の番をしていた羊飼いたちに約束した平和はどうなったのだろうと、正直のところよく思います。過去2千年間、世界が平和だったことはほとんどありません。戦争は多くの人々の生命を相も変わらず奪っていますし、家庭内での惨事が後を絶たず、離婚率は高くなる一方で、教会も一致できません。私たちのわがままでいらいらした心にとって、平和は幻想的な夢のようです。あの約束された平和はどこにいったのでしょう。
しかし考えてみれば、世界の平和に必要なものはすべて、すでに与えられていると気づきます。例えば、イエスは平和の基本原則を教えてくださいました。自分を愛するように隣人を愛することです。また「あなた方に私の平安を与えます」(ヨハ14:27)と約束されました。あなたの右の頬を打つ者には、左の頬も向けてやりなさい。1マイル行けと強いる人がいるなら、その人と共に2マイル行きなさい。罪を赦しなさい。欲張らないようにしなさい。お互いの弱さを受容し合いなさい。互いに仕え、主が私たちを愛してくださるように、あなたがたもお互いを愛しなさい。イエスはこのようなことを教えられました。
平和の責任の大半は、私たちにあるようです。使徒パウロもそう考えていました。それで、「自分に関する限り、すべての人々と平和を保ちなさい」(ロマ12:18)と語ったのでしょう。今年のクリスマス、世界に平和を贈りましょう。私たちが、平和の君の姿を映すように生きていくことで、そうしましょう。
神との平和を体験するとき、神の平和をみんなと共有できる。