キリストの苦しみにあずかれるのですから、喜んでいなさい。―Ⅰペテロ4：13

トラブルは生活の一部だと言われて、あなたは驚きますか。そんなことはないでしょう。私たちにとって、トラブルは個人的で身近なものです。失業、健康問題、介護疲れ、貯金が底をつく、愛が冷める、深い悲しみがある…等々とリストは続きます。

そういう訳なので、キリストに従って生きているために冷遇されたり、憎まれたりというトラブルが加わることを神が許されたとしても、不思議ではありません（Ｉペテ4：12）。誰もが経験する試練であれ、クリスチャンだから経験する試練であれ、試練は、私たちの品性の有り様を暴露します。
　

私は障害物のないゴルフ・コースを見たことがありません。それらはあるべきものです。ゴルファーたちは、障害の多いコースだからこそ興味をそそられ、最難関といわれるコースで腕試しをしようと、わざわざ長旅をしてでも出かけて行きます。

オリバー・ウェンデル・ホームスはこう言いました。「トラブルを回避する公式をもっていたとしても、誰にも教えないでしょう。誰のためにもなりませんから。トラブルは、それを処理する能力を作り出します…トラブルを友のように迎えなさい。しょっちゅう出会うのですから、うまく付き合えるようにしておきなさい。」

私たちのたましいのスタミナが試されているのですから、トラブルに見舞われても「変だ」と思わないようにしましょう。トラブルに対処する最善の方法は、私たちの創造者である真実なお方を信頼して、どんなときも善を行うことです（19節）。
（Dennis De Haan）

大きな勝利は、大きなトラブルの中から生まれる。