1年で聖書を!
◆ 出エジプト記1-3
◆ マタイ14:1-21
聖書のみことば エペソ3:14-21

 
神ご自身の満ち満ちたさまにまで、あなたがたが満たされますように。
―エペソ3:19


古代哲学者のアリストテレスによると、「自然は真空を嫌う」のだそうです。彼は観察に基づいて、自然が求めているのは、すべての空間が何かに埋められることで、その何かとは無色・無臭の空気であったりもする、と結論づけています。

信仰生活にも同じ原理が働いています。聖霊によって罪が示されると、私たちはすぐさま自分の努力で改善を試みようとします。悪い習慣を打ち負かすために、最善を尽くして努力します。しかし、汚れた思い、態度、欲望などを排除する試みは、ことごとく失敗します。ひとつ除けば、ひとつの空洞ができてしまうからです。つまり、ひとつの悪習を取り除くと、すぐに別の悪習が入り込みます。そして結局は、今までと同じか、もしくは以前よりも悪い状態になってしまいます。
 

真空の穴について考えると、パウロの言葉の大切さがわかります。パウロはエペソの人たちのために祈りました。「キリストが、あなたがたの信仰によって、あなたがたの心のうちに住んでいてくださいますように」(エペ3:17)。「人知をはるかに越えたキリストの愛を知ることができますように。こうして、神ご自身の満ち満ちたさまにまで、あなたがたが満たされますように」(19節)。

罪という問題の究極的な解決策は、その空洞をイエスの愛で満たすことです。私たちがイエスの愛でどんどん満たされるなら、悪が入り込む隙間はだんだん無くなっていきます。

(Julie Ackerman Link)

イエスが入って来られる前に家を整理する必要はない。
イエスをお迎えしたなら、このお方がきちんとしてくださる。