1年で聖書を!
◆ 民数記12-14
◆ マルコ5:21-43
◆ 民数記12-14
◆ マルコ5:21-43
聖書のみことば詩篇71:19-24
あなたは私を多くの苦しみと悩みとに、会わせなさいましたが、私を再び生き返らせ、―詩篇71:20
今日の聖書のみことば、詩篇71篇の作者は、多くの苦しみと悩みに遭いましたが、神は自分を再び生き返らせてくださると心の奥底で信じていました(詩71:20)。「再び生き返らせる」の文字通りの意味は、「再度、命のある状態にする」です。詩篇の作者は「(あなたは)私を再び生き返らせ、地の深みから、再び私を引き上げてくださいます。あなたが私の偉大さを増し、ふり向いて私を慰めてくださいますように」(20-21節)と述べています。苦難の人生がずっと続いていたとしても、天国に着いたときにはもう終わっています。
この考え、すなわち「いつの日か、私たちは神の御前に行って、神を喜びつつ永遠を過ごすだろう」という考えは、多くの詩篇にはっきりと表されています。そして、この確信は、現実の人生の苦しさを和らげる役割も果たしています(詩篇16、17、49、73篇を参照)。
神以外、誰もあなたの苦しみを知らないかもしれません。けれども、それで終わりではありません。天の御父は、「(あなたの)偉大さを増し」(21節)てくださるでしょう。あなたは、言葉では言い尽くせないほどの栄光に身を包まれるでしょう。神は「ふり向いて慰めて」(21節)くださいます。神の臨在と愛が、完全な平和と休息をもたらしてくださるでしょう。
リチャード・バクスターは、こう書いています。「何という祝福の日だろう。安全に航行を終え、岸辺に立ってふり返り、荒れ狂う海をながめる、そのとき。苦しみ、悲しみ、恐れ、涙を思い返す、そのとき。そして、最終的な栄光を手にする、そのとき。」
神が涙をぬぐい去ってくださるとき、悲しみは永遠の賛美に取って代わる。