1年で聖書を!
◆ 申命記1-2
◆ マルコ10:1-31

 
天は神の栄光を語り告げ、大空は御手のわざを告げ知らせる。―詩篇19:1


ハイテク映像全盛の時代にあって信じられないかもしれませんが、日曜学校の教師の中には、今でも聖書の物語を伝える最善の方法はフェルト板だという人がいます。私が子どもの頃の日曜学校では、表面にフェルトを張った板が使われていました。私の日曜学校の先生たちは、このフェルト板にイエスやダビデ、ダニエルなどの聖書の登場人物を貼り付けて、聖書物語のエッセンスを美しい描写とともに伝えてくれました。

しかし、この古き良き時代のフェルト板は、最古の視聴覚教材ではありません。神は太古の昔から、ご自身のディスプレイパネルを持っておられました。それは、「創造」と呼ばれるものです。神は、創造の驚異を用いて御力を示し、私たちにご自身を教えておられます。
 

ダビデは、詩篇19篇1節に「天は神の栄光を語り告げ、大空は御手のわざを告げ知らせる」と記しています。また、神は創造をとおしてご自身を現しておられるので、使徒パウロは次のように語りました。「神の、目に見えない本性、すなわち神の永遠の力と神性は…被造物によって知られ、…彼らに弁解の余地はないのです」(ロマ1:20)。これは、どういうことでしょう。神の「創造」というディスプレイパネルで、私たちは神の被造物と秩序を見ます。また、神の御力と栄光も見るのです。そうするなら、「私たちの主、主よ。あなたの御名は全地にわたり、なんと力強いことでしょう。…」(詩8:1)と賛美せずにいられないでしょう。

(Bill Crowder)

創造は、神の品性が描かれたキャンバスだ。