1年で聖書を!
◆ 申命記32-34
◆ マルコ15:26-47
◆ 申命記32-34
◆ マルコ15:26-47
聖書のみことば 詩篇37:8-11
怒ることをやめ、憤りを捨てよ。―詩篇37:8
わたしの友人の便箋にはロダンの有名な彫刻「考える人」が印刷してあります。そして、その下には「人生は不公平だ」と記されています。
まったくもって、人生は不公平です。人生は公平という主張や論理はすべて人をだましています。それは、錯覚にすぎません。
しかし、ダビデは人生の圧倒的不公平さにもめげず、祈りました。詩篇37篇では「悪を行う者に対して腹を立てるな。不正を行う者に対してねたみを起こすな」(1節)と述べ、主を信頼して静まり、耐え忍んで、主が正義を打ち立てられるのを待とう、と祈っています(7節)。なぜなら、「悪を行う者は断ち切られる。しかし主を待ち望む者、彼らは地を受け継」(9節)ぐからです。
私たちは怒ると復讐心に火がつきます。しかし、神の怒りは、私利私欲と無関係です。また神は、慈悲で怒りを和らげてくださいます。神の怒りは、愛ゆえの厳しさとさえ言えます。これによって、敵対する人が悔い改め、信じるようになるからです。
聖書は語ります。「それは、こう書いてあるからです。『復讐はわたしのすることである。わたしが報いをする、と主は言われる。』…悪に負けてはいけません。かえって、善をもって悪に打ち勝ちなさい」(ロマ12:19、21)。
まず自分の心から始めましょう。多くの問題の根源は、私たちの心にあるからです。カッとすることがありませんように。怒りを捨てて、忍耐強く主を待つことができますように。
復讐を慎むと勝利を得る。