あなたがたは年数からすれば教師になっていなければならない
―ヘブル5：12

ワシのひなたちはお腹がペコペコでしたが、親鳥たちは無視しています。三羽の内の一番大きなヒナは、空腹を紛らわそうと小枝をかじってみましたが、おいしくなかったのでしょう。すぐに捨ててしまいました。

この様子はノーフォーク植物園のウェブカメラで放送されていたのですが、おもしろいことに、ひなたちの真後ろには、大きな魚が横たわっていました。実は、ヒナたちは自分で餌を食べることを学んでいませんでした。それで、親鳥たちが餌を細かくちぎり、口に入れてくれるのを待っていたのです。しかし、数週間以内に親鳥たちは、ヒナに自分で食べることを教えるでしょう。これは、生きるための最初のレッスンです。これを学ぶことなしに、生き抜くことはできません。
　

ヘブル人への手紙の著者は、信仰生活にみられる同様の問題について語っています。教会には、霊的に成長しない人たちがいます。この人たちは、良いものと悪いものを区別することを学びません（ヘブ5：14）。彼らは、ワシのヒナのように、魚と小枝の違いを学んでいないのです。この人たちは、人に食べさせてもらわなければなりません。実は、自分のみならず、他の人たちにも食べさせてあげなければならない立場にあるにもかかわらず、このような状態だったのです（12節）。

聖書からメッセージをしてくれる牧師や教師から霊的な食物を受けるのは良いことですが、霊的に生き残り成長していくか否かは、自分の養い方を知っているか否かにかかっているとも言えます。

（Julie Ackerman Link）

霊的成長には、神のみことばの堅い食物が必要だ。