1年で聖書を!
◆ ルツ記1-4
◆ ルカ8:1-25
聖書のみことば Ⅱテモテ2:1-7

 
兵役についていながら、日常生活のことに掛かり合っている者はだれもありません。―Ⅱテモテ2:4


ブラジルのフェリペ・マッサは、2008年9月にシンガポールで行われたF1グランプリで優勝するはずでした。ところが、首位で燃料補給を終えてピットから走り出したところ、燃料ホースがついたままだったのです。クルーがホースをはずしましたが、その間、かなり時間がロスされて、結果は13位でした。

使徒パウロは、「付いてくるもの」が敗北の原因になるので気をつけなさい、とテモテに注意しています。「付いてくるもの」とは、「日常生活のこと」(Ⅱテモ2:4)です。主であるお方の仕事から目をそらしたり、働きのスピードをゆるめたりすることがないように、他のことには煩わされないようにと諭しています。
 

この世には、心惹かれるものがたくさんあります。私たちは趣味やスポーツ、テレビやゲームなどに簡単にのめり込んでしまいます。始めるときは単なる気分転換のつもりだったのに、いつの間にか多くの時間とエネルギーを費やして、神によって自分が創造された目的(つまり、キリストの福音を伝え、与えられた賜物を用いてキリストに仕え、神に栄光を帰すこと)に従って生きることを妨げています。

パウロはテモテに、日常生活のことに巻き込まれてはいけない理由を教えていますが、それは「神を喜ばせる」ためです(4節)。もしあなたの望みが、主イエスを喜ばせることならば、浮世のことに巻き込まれたくないでしょう。というのは、使徒ヨハネが語っているとおり「世と世の欲は滅び去ります。しかし、神のみこころを行う者は、いつまでもながらえ」(Ⅰヨハ2:17)るからです。

(C. P. Hia)

私たちはこの世に生きているが、天への忠義を宣言しなくてはいけない。