1年で聖書を!
◆ Ⅰサムエル記1-3
◆ ルカ8:26-56
聖書のみことば 詩篇34:1-10

 
主のすばらしさを味わい、これを見つめよ。……主を尋ね求める者は、良いものに何一つ欠けることはない。―詩篇34:8,10


アンジェラはある日の午後、幼い娘のエリアナに小さくて柔らかい飴を4個あげて「これだけよ」と言いました。エリアナは、最初の3個はパクパクと口に入れて食べましたが、最後のひとつはゆっくり味わいました。

一度口に入れてから出してきて、なめたり、噛んだりしました。それから、少しだけ表面をかじりました。これが最後のものだと分かっていたので、このおやつを完全に食べ終えるまでに45分もかけました。
 

アンジェラは、幼い娘を楽しく観察しました。そしてふと、エリアナは「味わう」ことを学習しているのだと気づきました。「味わう」とは、好きなものの歯ごたえ、味、香りなどを、できるかぎり豊かに体験しようとすることです。

「主のすばらしさを味わい、これを見つめよ」(詩34:8)という聖書のみことばは、ご自分の臨在を味わって欲しい、と神が思っておられることを示唆しています。神を親しく知り、納得のいく知識を得ることが、私たちに許されています。さらに、神のみことばを反芻(はんすう)するならば、神がどのようなお方なのか、深く理解することができます(エゼ3:1-3)。私たちが神の愛と親切を味わうなら、神の創造力、主権、聖さ、真実さなど、神の独自性が啓示されます。

私たちが神を「味わう」ことを学ぶとき、父なる神は、それを楽しんでご覧になっているに違いありません。

(Cindy Hess Kasper)

私たちの最もすばらしい特権は、神の臨在を楽しめるということだ。