1年で聖書を!
◆ Ⅰサムエル記7-9
◆ ルカ9:18-36
聖書のみことばヘブル12:3-11

 
すべての懲らしめは、そのときは喜ばしいものではなく、……後になると、……平安な義の実を結ばせます。―ヘブル12:11


私には、子どもの頃のはっきりとした思い出があります。幼稚園の先生に何と言われたのかは覚えていませんが、私は彼女に向かって「黙れ!」と言ったのです。そのときのことは忘れもしません。彼女は「家に帰りなさい」と言いました。そこで私は、教室を出て、数十メートル先の我が家に向かって歩き出しました。そして歩道を進んでいくと、裏庭の草むしりをしている母の姿が見えました。さあ、どうしましょう。私はここで、戦略的な選択に迫られました。そのまま進んで幼稚園を早引きした理由を母に話すか、それとも幼稚園に戻って先生と対峙(たいじ)するかです。

教室に戻るとすぐ、先生は私をトイレに連れて行き、私の口を石鹸で洗いました。このような体罰は今日ではありえないことでしょうが、この方法は実際、効果的でした。今でも、私は自分が何をしゃべるかには慎重で、口を開くときは注意を払っています。
 

神は、私たちが神の子どもとして正しく成長することに、熱い思いを持っておられます。そのため、時には不快な状況に直面させることで私たちの注意を引き、着実に「平安な義の実」(ヘブ12:11)を実らせることができるように、私たちの人生を正しい方向に向けられます。

神に戒められたなら、その御手を拒まないようにしましょう。あなたがどんな人間になっていくのかを気にするほどに、神は、あなたを愛しておられます。ですから、神が叱ってくださったことに感謝して応答していきましょう。

(Joe Stowell)

神の戒めは、より良い人生への希望だ。