私はだれに対しても自由ですが、より多くの人を獲得するために、すべての人の奴隷となりました。―Ⅰコリント9：19

クリスチャンのスポーツ記者がメジャーリーグ選手の控え室を訪れました。ふたりが話していると、フロントの人が通りかかり、惨敗したにも関わらず「クリスチャン話」をしていると気づきました。この人は「試合のインタビューをちゃんとしろ」と記者を怒鳴りつけて立ち去りました。オールスター試合のピッチャーでもある選手は、記者にあやまりました。「悪かったね。彼は何も分かってないんだ。」

私たちは「分かっていない」人のあふれる世に住んでいます。クリスチャンもベストを目指して努力します。しかし、人生で最も大切なことは、神を喜ばせることです。クリスチャンは、神の栄光とキリストの福音のために、野球をしたり、生命保険の営業をしたり、印刷機械をまわしたり、学校で教えたりします。人々には、それが理解できません。
　

使徒パウロは、キリストの弟子は「キリストの福音に少しの妨げも与えまいと」（Ⅰコリ9：12）すべてを耐え忍ぶべきだと語っています。彼は「もし福音を宣べ伝えなかったなら、私はわざわいだ」と言いました（16節）。クリスチャンが目指すのは、イエスのみことばを聞いてもらえるようにすることです。ひとつの方法は、私たちが清く正しい生活を送って、周りの人に「うちにある希望について説明を求め」られるようになることです（Ⅰペテ3：15）。

私たちは、この世の物が一番大切だと信じる人々に囲まれています。抵抗されてもイラついたり挫折したりせず、多くの人が分かって救いを得るように、福音を前進させましょう。

（Dave Branon）

主があなたの人生を、クリスチャンの模範という明かりのともる窓としてくださいますように。