1年で聖書を!
◆ Ⅰサムエル記25-26
◆ ルカ12:32-59
聖書のみことば 詩篇139:13-18

 
神の霊が私を造り、全能者の息が私にいのちを与える。―ヨブ記33:4


デービッド・バークは著書「心臓手術後の人生」の中で、死の瀬戸際に立たされたときのことを回顧しています。二度目の心臓切開手術を終えて横になっていたとき、耐え切れない痛みに襲われ、呼吸ができなくなりました。彼は、自分は永遠の世界に移って行くのだと思ったので、神に「罪を赦してくださって感謝します」と最後の祈りをささげました。

看護師が「気分はどう?」と問いかけたとき、彼は、数年前に召された自分の父にも会えるのだと考えていました。彼は「もう大丈夫だ。天国に行って、神と会う準備はできたから」と話しました。すると彼女は「バークさん、それは、私が当直でないときにしてね」と答えました。まもなく医師が来て彼の胸を開き、溜まっていた2リットルの液体を取り除きました。そして、彼は快復に向かっていきました。
 

地上の人生の最後の瞬間に直面したときはどんなだろう、と思うことは誰にもあるでしょう。しかし、「主にあって死ぬ死者は幸いである」(黙14:13)というみことばは真理です。また、クリスチャンの死は「主の目に尊い」(詩116:15)ことも確かです。

神は、私たちが生まれる前から私たちの日々を作られました(詩139:16)。そして、全能者の息がいのちを与えてくださったので、私たちは今、存在しているのです(ヨブ33:4)。私たちは、自分にどれくらいの人生が残されているのかは分かりません。しかし、神はそれをご存知ですから、安心することができます。

(Cindy Hess Kasper)

最初の呼吸から最後の呼吸まで、神は見守っていてくださる。