1年で聖書を!
◆ Ⅰサムエル記30-31
◆ ルカ13:23-35

 
悪者には心の痛みが多い。しかし、主に信頼する者には、恵みが、その人を取り囲む。―詩篇32:10


あるフットボールチームが夏期合宿をしたとき、コーチたちは選手を叱咤激励することばをプリントしたTシャツを着ていました。それは「毎日、どちらかを選ばなければならない。練習のつらさか、後悔の痛みか」というものです。訓練はつらいものです。さぼりたいと思うこともありますが、スポーツでも人生でも、つらくても短い期間頑張ることが、長い目で見れば成果を上げる唯一の道です。戦闘に巻き込まれてから準備をしても手遅れです。人は、人生の試練に対する準備が整っているか、それとも準備を怠って「もし、…たら、どうしよう」とか「…していればよかったのに」と、不安や後悔にさいなまれてばかりいるか、そのどちらかです。これが後悔の痛みというものです。

後悔の定義は「自分の過去の行為や態度に対して、知性と感性で嫌悪すること」と、どこかに書かれていました。後悔というレンズを通して自分の選択を振り返り、その失敗を重苦しく感じるのはつらいことです。詩篇の作者がそうでした。罪と失敗を犯したあとで、彼はこう記しました。「悪者には心の痛みが多い。しかし、主に信頼する者には、恵みが、その人を取り囲む」(詩32:10)。彼は、失敗をきちんと反省して、神の栄光のために頑張ることが賢明な道だと悟りました。それが、後悔しない生き方です。
 

今日の選択のために後悔することがありませんように。今日、神に栄誉を帰する賢い選択ができますように。

(Bill Crowder)

今日の選択が、未来の報酬を決定する。