1年で聖書を!
◆ Ⅱ歴代誌19-20
◆ ヨハネ13:21-38
聖書のみことば ナホム書1

主はいつくしみ深く、苦難の日のとりでである。主に身を避ける者たちを主は知っておられる。―ナホム書1:7

ヨナ書の内容は、大作映画の原作にうってつけでしょう。その筋書きは、逃走する預言者、大荒れの海、巨大な魚に飲み込まれる預言者、彼の命を助ける神、そして、異教の都市の悔い改め、というものです。

けれども、ヨナ書の続編、ナホム書はそれほどヒットしないかもしれません。ナホムは、ヨナと同じように、ニネベで活動した預言者です。ヨナより百年ほど後の人ですが、このときのニネベの人たちは、悔い改める気が全くありませんでした。それで、ナホムは彼らを非難し、神が裁かれることを宣言しました。
 
預言者ナホムは、悔い改めないニネベについて、「主は怒るのにおそく、力強い。主は決して罰せずにおくことはしない方」と説きました(ナホ1:3)。一方で、神は慈悲深いことも伝え、「主はいつくしみ深く、苦難の日のとりでである。主に身を避ける者たちを主は知っておられる」と語り、ユダを慰めました(7節)。

ヨナとナホムの物語を読むと、それぞれの世代が、各自で神に対する態度を決める必要のあることが分かります。自分の霊的生活を他人任せにしてもよい人はいません。各々が心から主に仕えようと、自ら選択しなければなりません。この神の教えは、時代を越えて今日も新鮮です。つまり、悔い改めない人は裁かれ、悔い改める人は慈悲深く取り扱っていただけるのです。あなたはこの教えにどう応答しますか。

(Dennis Fisher)

神は確かに裁かれるが、神のあわれみもまた確かだ。