1年で聖書を!
◆ エズラ記6-8
◆ ヨハネ21
わたしの魂はあなたに寄り頼みます。……あなたの翼の陰をわたしの避け所とします。―詩篇57:1(口語訳)

全長約1,300kmのトランス・アラスカ・パイプラインは、地震頻発地域を通るため、地震対策が必要でした。設計者たちは、テフロンのスライダーを網状に張り巡らし、パイプの下の地面が動いてもショックが吸収されて消滅するように設計しました。2002年、地震が起こり、初めてこの真価が試されました。技師たちは、その結果に大喜びしました。地面は地震で5.5メートル近く横に移動しましたが、テフロンのスライダーが地面の動きに合わせて緩やかに動き、パイプラインは無傷でした。すべての鍵は柔軟性でした。

クリスチャンを天国につなぐ霊的パイプラインは、神を堅く信頼する信仰の上に築かれています。しかし、もし、神が様々な方法で働かれるということを柔軟に理解しないならば、問題が起こり得ます。
 

私たちは、危機的状況に陥ると、神から目を離して自分の状況ばかり見てしまいがちですが、これは間違いです。私たちはこう祈るべきです。「神よ。こんな苦しい状況をなぜあなたが許されたのかわかりません。でも、私の周りでどんなことが起きようと、最終的にあなたが解放してくださることを信じています。」詩篇の作者は、「わたしの魂はあなたに寄り頼みます。滅びのあらしの過ぎ去るまでは」と記して、この祈りと同じ信仰をことばにしています(口語訳 詩57:1)。

大地が揺れ動いたかのようなことが起きたとき、神がどのように働かれるかということについて、柔軟な考えを持ちましょう。そして、神の変わらぬ愛といつくしみを堅く信頼しましょう。

(Dennis Fisher)

神は願いをすぐには聞いてくださらなかったり、まったく拒絶されたりすることもあるが、私たちの信頼を裏切ることは決してない。