1年で聖書を!
◆ ヨブ記25-27
◆ 使徒12
聖書のみことば Ⅰペテロ2:1-5
 
生まれたばかりの乳飲み子のように、純粋な、みことばの乳を慕い求めなさい。それによって成長し、救いを得るためです。―Ⅰペテロ2:2

早春のある日、私たち夫婦は台所の窓から可愛い鳥が飛び交う様子を見ていました。クロウタドリが、くちばしにわらをくわえて隣家の小さな通気口に入っていきました。数週間後、私たちは4羽のヒナが通気口から顔を出しているのを見つけて嬉しくなりました。親鳥たちは、お腹を空かしているヒナに代わる代わるえさを与えていました。

大口でえさをねだるヒナを見ていると、霊的食べ物を熱心に求めることが、クリスチャンにとっていかに大切かを教えられます。使徒ペテロは、「生まれたばかりの乳飲み子のように、純粋な、みことばの乳を慕い求めなさい。それによって成長し、救いを得るためです」と語り、そのことを教えています(Ⅰペテ2:2)。「慕い求める」と訳されたギリシャ語の単語は、激しく欲しがることを意味しています。この単語は複合語で「ひと筋に願う」とか、「思い焦がれる」という意味です。
 

何かを「思い焦がれなさい」という命令は奇妙です。けれども、私たちはお腹を空かした赤ん坊や鳥のヒナではないので、霊の糧を慕い求めなさいと指摘されなければ、それをしようとしません。みことばの糧は継続的に必要なものです。ですから、みことばによって「主がいつくしみ深い方であることを味わっ」(3節)たことがあった人でも、次から次へとみことばの栄養をいただかなければ、私たちの霊性は弱々しいものになってしまいます。神はご自分の子どもたちに霊の糧を十分に与えたいと願っておられます。さあ、大きな口を開けていただきましょう。

(Dennis Fisher)

みことばをおろそかにすればたましいが飢え、みことばに思いを巡らせればたましいが潤う。