1年で聖書を!
◆ ヨブ記34-35
◆ 使徒15:1-21
聖書のみことば 詩篇55:1-8
 
そこで私は言いました。「ああ、私に鳩のように翼があったなら。そうしたら、飛び去って、休むものを。―詩篇55:6

空を飛ぶことは、ギリシャ神話のイカロスの時代から人間の夢でした。イブ・ロッシーは、その夢を実現させました。彼は、耐熱服を着た自分の身体を飛行機の胴体に見立て、エンジンを搭載した2枚の翼を背中に背負いました。そして2004年、スイスのジュネーブ近郊で初飛行に成功し、「フュージョンマン」と呼ばれるようになりました。それ以来、何度も空を飛んでいます。

詩篇の作者ダビデも、空を飛ぶ翼が欲しいと歌っています。彼はイスラエルの王でしたが、生命を狙う敵に追われて「ああ、私に鳩のように翼があったなら。そうしたら、飛び去って、休むものを」と叫んでいます(詩55:6)。
 

私たちも大変な目に遭ったり、気苦労が多くて疲れたり、理不尽な扱いを受けたり、苦しかったり、悲しかったりすると、翼が生えて飛んで行けたらいいのに、とダビデのように思います。しかし、イエスはもっと良い方法を示してくださいました。イエスは「すべて、疲れた人、重荷を負っている人は、わたしのところに来なさい。わたしがあなたがたを休ませてあげます。…わたしのくびきを負って、わたしから学びなさい。そうすればたましいに安らぎが来ます」とおっしゃって、自分のもとに、その困難を持って来なさいと招いておられます(マタ11:28-29)。ですから、人生の問題から逃げたりせずに、イエスのもとにいきましょう。

現実逃避をしても、安らぎはありません。一方で、イエスは平安をくださいます。人生の重荷は、イエスのもとに持っていきましょう。

(Bill Crowder)

神は、問題から逃げる道ではなく、問題に立ち向かう力を与えてくださる。