1年で聖書を!
◆ ヨブ記36-37
◆ 使徒15:22-41
聖書のみことば 創世記2:18-25
 
それゆえ、人は……その妻と結ばれ、―マタイ19:5

私が身に着ける貴金属はふたつだけです。ひとつは結婚指輪で、もうひとつは小さなケルト十字のペンダントです。指輪は、妻のキャロリンに終生、節操を尽くすことを誓った証です。また十字架は、この誓いを立てたのは妻のためだけではなく、主イエスのためでもあることを忘れないようにするためです。死によって離れ離れになるまで、妻に誠実を尽くすように、私は主イエスに命じられています。

結婚の誓約は契約以上のものです。普通の契約はお金を払えば解約できますが、結婚の誓約は違います。これは特別な約束で、死によって別たれるまで結ばれていることを表明する誓いです(マタ19:6)。「良きときも、悪しきときも、富めるときも、貧しきときも、病めるときも、健やかなるときも」という結婚式の文言は、この誓約を実行することが簡単でないことを示唆しています。自分を取り巻く状況は変わるし、相手も変わります。
 

どう考えても、結婚は難しいものです。意見の不一致や譲り合いが難しい場合が、しょっちゅうあります。暴力や虐待を我慢するべきではありませんが、失敗や貧乏、期待はずれからくる苦労を受け入れることは、幸福に続く道です。結婚の誓約は、生きている限り互いを愛し、敬い、慰め、助ける義務をふたりに負わせます。イエスがそのように命じておられるからです。ある友人は「結婚の誓約を守りたくないと感じるときに、それを守らせてくれるのが結婚の誓約だ」と言いましたが、そのとおりです。

(David Roper)

愛は感情ではなく責任だ。