1年で聖書を!
◆ 詩篇77-78
◆ ローマ10
聖書のみことば 詩篇77:11-20
  
あなたは、ご自分の民を、モーセとアロンの手によって、羊の群れのように導かれました。―詩篇77:20

牧羊犬の働きぶりを見せるイベントの中で、犬のトレーナーが説明しました。羊は野獣に襲われやすく、外敵から身を守る主な方法は、しっかりと集まってひとつの群れになることです。彼は「単独でいる羊は死んだも同然です。犬は羊を移動させるとき、いつも群れにまとめるようにします」と言いました。

「私たちの羊飼い」というのは聖書が提示する神のイメージですが、私たちが羊だというのは、信仰の共同体において、どれほど互いが必要とされているかを強く印象づけるものでもあります。詩篇の作者はイスラエルの民がエジプトを脱出したときのことに言及して、「(神は)ご自分の民を、羊の群れのように連れ出し、家畜の群れのように荒野の中を連れて行かれた。彼らを安らかに導かれたので、彼らは恐れなかった」と記述しました(詩78:52-53)。
 

私たちはキリストを信じて神の羊の群れの一部になり、主の御手に導かれ、守られています。同時に、他の羊たちが盾となって周りを固めてくれてもいるのです。私たちは、大きなクリスチャンのからだの一部であり、そこにいれば安全で安心です。

私たちは群れの一員として、自分の考えや行動に関して責任を持たなければなりませんが、日常生活において「私」よりも「私たち」という概念を大切にすべきです。羊飼いイエスが共におられ、仲間のクリスチャンも周りにいるので、この群れの中にいれば、あなたは安全です。

(David McCasland)

神の羊の群れの一部として、私たちは神に守られ、また互いに守り合っている。