1年で聖書を!
◆ 箴言10-12
◆ Ⅱコリント4
聖書のみことば 詩篇31:9-15
 
私をあわれんでください。主よ。私には苦しみがあるのです。私の目はいらだちで衰えてしまいました。私のたましいも、また私のからだも。―詩篇31:9

今日で2001年9月11日に起きたアメリカ同時多発テロから10年になります。9月11日が来ると、アメリカ全土のみならず全世界に激震を与えた、あの破壊映像と悲嘆、そして喪失感が、心によみがえります。それを思い出すことなく、この日を迎えることはできません。何千もの尊い生命が失われ、この国が安全だという安心感が無くなり、国全体が深い喪失感に襲われました。あの個人的、また国全体としての喪失感は、あの日の出来事と共に、いつも思い出されることでしょう。

しかし、あの恐ろしい出来事だけが9月11日の辛い思い出ではありません。9月11日は、義父のジムの命日です。ジムの没後、私たち家族と彼の友人たちは、彼がいない寂しさを今も感じています。
 

私たちの悲しい体験がどんなものであっても、真の慰めはひとつだけです。私たちの真の慰めは、神のあわれみです。ダビデは悲嘆にくれて、天の父に助けを求めました。「私をあわれんでください。主よ。私には苦しみがあるのです。私の目はいらだちで衰えてしまいました。私のたましいも、また私のからだも」と叫びました(詩31:9)。私たちの痛みが慰められ、私たちの思い乱れた心に平安が与えられるのは、神のあわれみにふれるときだけです。

どんなものを失ったとしても、真の羊飼いであるイエスのもとに来るなら、私たちはその悲しみや痛みを癒していただくことができます。

(Bill Crowder)

苦しみに遭うことを神が許されたなら、神はまた、慰めをも与えてくださる。