今日、米国で不動産の売買をするのは容易なことではありません。住宅の価格はかなり落ち込んでいます。商業用物件を処分しようとするなら、さらに困難です。不動産の取引に関して言うならば、「とにかく立地」という昔からの言い伝えを心に留めていることが大切です。

これと同じことが、イエスのために生きることに関しても当てはまります。世間の価値観はかなり低いレベルにあるので、その中でしっかり生きていくためには、私たちの信仰がどこに立っているか、つまり「立地」が非常に重要です。使徒パウロは、私たちが暗やみの圧制から救い出されて御子のご支配の中に移されたと教えています（コロ1：13）。つまり、私たちはキリストの内にあって、新しい立地をいただいたのです。驚くべきイエスのあわれみによって、自分はイエスの御国に移されたと理解するならば、様々なことが違ってくるでしょう。今やイエスは、私たちの思いと考えの中に王として君臨されるお方です。私たちは、このお方の臣民になれたことを感謝し、喜んでいます。イエスのみこころが、私たちの思いであり、イエスのみ教えが、私たちの生き方や行動の規範です。さらに、もし二者択一を迫られることがあったなら、イエスに忠誠を示すことを選びます。
　

昔住んでいた暗闇の圧政が、あなたを揺さぶろうとするときがあるかもしれません。そんなときは、コロサイ人への手紙1章13節を読んで、あなたの新しい住所を思い出してください。

（Joe Stowell）

御国の忠実な民は、王の御前でふさわしく行動すべきだ。