1年で聖書を!
◆ 創世記33-36
聖書のみことば エペソ2:1-10
 
神を信じている人々が、良いわざに励むことを心がけるようになるためです。―テトス3:8

どんなスキルをお持ちですか、と就職の面接試験で質問されますが、それは、求職者がその職にふさわしいかどうか判断するためです。私の友達はそう聞かれると、急いで自分のスキルや資格を思い浮かべ、自分に固有の特質がどれほど会社の成功に貢献できるかをアピールしようとしました。

神がして欲しいと願っておられることができるスキルを、私たちが持っていたとしたらどうでしょう。実は、持っているのです。与えられた霊の賜物に加えて、今までの経験や訓練、生来の才能、そして、神に対する従順な心を総合するなら、神があらかじめ備えてくださった良い行い(エペ2:10)を完成させる、特別なひとりが出来上がります。もし、神が成したいと思われていることはこれこれで、自分はその働きに召されていると感じるなら、その働きを成すために必要なものはすべて、神が備えてくださいます。英語の現代訳聖書(The message)は、この聖書個所を「神の働きに加わることを願っておられ、私たちのすべき良い仕事を準備しておられる」と訳し、私たちが神の働きに加わることを神が願っておられると強調しています。神が私たちに求めることは「忠実であること」(Ⅰコリ4:2)なのです。
 
神のために用いられる場所を見つけましたか。さあ、「人の益を計り、良い行いに富」む(Ⅰテモ6:18)ように励みましょう。

(Cindy Hess Kasper)

霊の賜物は、周りの人に感心してもらうためでなく、働きに使うために与えられた。