1年で聖書を!
◆ 民数記31-33
聖書のみことば 伝道者の書4:9-12
 
ふたりはひとりよりもまさっている。ふたりが労苦すれば、良い報いがあるからだ。―伝道者の書4:9

キケロはローマ帝国の偉大な思想家でした。彼は優れた演説家、弁護士、政治家、言語学者、また作家でした。彼の明確な文章と実践的な知恵は、今でもよく引用されます。

例えば友を持つことについて、キケロは「友情は喜びを倍に、悲しみを半分にする。友情によって幸福感が増し、みじめさは和らぐ」と記しました。人生の旅路における友情のありがたさを、よく知っていたのです。

キケロより千年ほど前、イスラエルの王ソロモンも、友の価値について書いています。「ふたりはひとりよりもまさっている。ふたりが労苦すれば、良い報いがあるからだ。どちらかが倒れるとき、ひとりがその仲間を起こす。倒れても起こす者のいないひとりぼっちの人はかわいそうだ」(伝4:9-10)。確かに、友のいない人生は寂しく、耐え難いものです。

キケロとソロモン王の考えは正解です。友は大切な存在です。友は自分の真意を打ち明けられる相手です。信頼できる相談相手です。また、人生の重荷を分かち合うことができ、互いに仕え合います。

あなたの友はどうでしょう。喜びと悲しみを共にするため、神が与えられた友をおろそかにしていませんか。もしそうなら、今週、友だちのひとりとゆっくり交わりましょう。「ふたりはひとりよりもまさっている」ことを忘れずにいましょう。友は喜びを倍にし、悲しみを半分にするからです。

(Dennis Fisher)

友は人生の庭に咲く花だ。