1年で聖書を!
◆ 士師記1-4
聖書のみことば 詩篇90:1-12
 
私たちに自分の日を正しく数えることを教えてください。そうして私たちに知恵の心を得させてください。―詩篇90:12

私たちは警告文に取り囲まれて暮らしています。薬の箱には「服用上の注意」、缶入スープには「賞味期限」、電動のこぎりの「警告」などは、利用者に危険がおよばないように注意を促しています。最近、ある人から贈答品が送られてきましたが、その箱にも「こわれもの!取扱注意」と書かれた大きな赤いステッカーが貼ってありました。

一方で、人の人生も壊れやすいと思います。私たちにもこのステッカーが貼られるべきかもしれません。

「何も恐れるものはない!」、「全て上手く行くさ!」という姿勢で生きていくのは、良い考えではありません。そんなことでは、思ったよりもろい自分に後から気づくことになります。私たちは、生命をおびやかす病気にかかっているという医者の宣告や、前を走る不注意なドライバーの急ハンドルによって、一寸先は闇かもしれないと気づかされます。将来は不確実です。次の瞬間も生きているという保証は、まったくありません。誰にも分からないのです。ですから、詩篇の作者は語ります。「それゆえ、私たちに自分の日を正しく数えることを教えてください。そうして私たちに知恵の心を得させてください」(詩90:12)。このみことばは、あたかも人生に貼られた警告のラベルのようです。

今がこの世で最後のひとときであるかのように生きましょう。そうすれば、より深く愛し、すばやく赦し、気前よく人に与え、より親切に他人に接することができるはずです。このようにして、人生を大切に扱いましょう。

(Joe Stowell)

昨日は過ぎ去り、明日のことは定かでないが、確かな今日がある。それを賢く使おう。