1年で聖書を!
◆ 士師記16-18
聖書のみことば 出エジプト記36:1-7
 
あなたがたのうちの心に知恵のある者は、みな来て、主が命じられたものをすべて造らなければならない。―出エジプト記35:10

私たち夫婦が自宅を新築しようとしたとき、大工仕事を趣味とする親戚や友人に頼むのではなく、プロの建築業者を雇って機能的で美しい家を建ててもらおうとしました。しかし最近の教会堂の建設についていうなら、美しさの優先順位は必ずしも高いとは言えません。美しさを非実用性と関連づける人もいて、そのような人は、装飾は無駄だといいます。

ところが、古代イスラエル人が聖所を建てたとき、神の考えは違いました。神は、誰でも良いから幕屋を作りなさいとは言われませんでした。すぐれた職人のベツァルエルとオホリアブを任命し(出36:1)、繊細に織られたタペストリーと複雑な装飾で幕屋を飾るように命じられました(37:17-20)。

当時のことを考えるなら、美しさは重要だったと思います。なぜなら、そのことによって礼拝中に神の価値を思い出すことができたからです。イスラエルの民は、乾燥した砂ぼこりの舞う荒地をさまよっていました。ですから、神が素晴らしく立派であることを思い出させてくれる何かが必要でした。

今日、礼拝の場で神の民が披露する美しいものは、同じ意味を持っています。神は、私たちが最高のものをささげるに値するお方です。また、美しいものは天の御国を垣間見せてくれます。そして、神が将来のために準備してくださるものに対する、興味をかき立ててくれます。

(Julie Ackerman Link)

美は神を反映する。