1年で聖書を!
◆ 士師記19-21
聖書のみことば マタイ22:34-40
 
「心を尽くし、思いを尽くし、知力を尽くして、あなたの神である主を愛せよ。」これがたいせつな第一の戒めです。―マタイ22:37-38

スポーツをして一番良いことは何でしょう。優勝、記録を打ち立てること、あるいは名誉を得ることでしょうか。大学バスケットボールの殿堂といわれるペンシルベニア大学のバスケットボール競技場「パレストラ」には、それにかかわる飾り版があります。そこには「試合に勝つのは素晴らしい。試合に出るのも素晴らしい。しかし、試合を愛することが何よりも素晴らしい」と書かれています。この言葉は、スポーツは結局のところ、子どものように楽しみながらゲームすることに尽きる、というすがすがしい気持ちにさせてくれます。

ひとりの宗教指導者があるとき、何が一番素晴らしいのかとイエスに尋ねました。「律法の中で、たいせつな戒めはどれですか」(マタ22:36)。イエスは答えられました。「『心を尽くし、思いを尽くし、知力を尽くして、あなたの神である主を愛せよ。』これがたいせつな第一の戒めです。『あなたの隣人をあなた自身のように愛せよ。』という第二の戒めも、それと同じようにたいせつです」(マタ22:37-39)。イエスは、神と人を愛しなさいと、彼にチャレンジを与えられたのです。

キリストを信じる信仰によって〇〇をしなさい、と促されることがあります。しかし、その促しが何であったとしても、愛しなさいという促しほど偉大なものはありません。なぜなら、愛は天国の聖なる御父の心を表すからです。結局のところ、「神は愛」なのです(Ⅰヨハ4:8)。私たちは本分を忘れて脇道にそれやすいのですが、それでも焦点は最も偉大なこと、つまり、神を愛することです。神を愛すれば、人も愛せるようになります。これ以上に偉大なことはありません。

(Bill Crowder)

神の戒めに従うことが、神を愛している証拠だ。