1年で聖書を!
◆ Ⅱ列王記21-22
聖書のみことば 詩篇119:145-152
 
私は夜明け前に起きて叫び求めます。私はあなたのことばを待ち望んでいます。―詩篇119:147

目が覚めると、部屋はまだ暗く、起きるには早すぎました。ため息をついて枕を直し、もう一度寝ようとしましたが、今日しなければならないことが次から次へと浮かんできて、どうにもなりません。食料品の買い出し、困っている友人に食事を届ける、Eメールの返事を書く、予約を入れている病院に行く…。不安で押しつぶされそうになったことがある人なら、眠るべきときに眠れず、天井を見つめている人の気持ちがわかるでしょう。詩篇119篇を書いた詩人も、そういう経験をしたひとりでした。彼は「私は夜明け前に起きて叫び求めます。私はあなたのことばを待ち望んでいます」と書いています(147節)。

夜、眠れないとき、神のみことばが詩人を慰めてくれました。自分の問題が消えたわけではありませんが、「私の目は夜明けの見張りよりも先に目覚め、みことばに思いを潜めます」と語ります(148節)。夜の間、何度も何度も神のみことばを反芻(はんすう)しました。心配ごとよりも、みことばに心を集中させました。そうすることによって詩人は「どんなにか私は、あなたのみおしえを愛していることでしょう」と堂々と言うことができるようになりました(97節)。

心配で眠れないとき、「神のことばは生きていて、力があり」(ヘブ4:12)というみことばを思い出してください。ひとつのみことばを選び、かみしめてください。どんな思い煩いも、みことばに太刀打ちできません。

(Jennifer Benson Schuldt)

神だけが私たちの心を静め、頭を冷静にしてくださる。