1年で聖書を!
◆ Ⅱ歴代誌7-9
◆ Ⅱ歴代誌7-9
聖書のみことば ヨエル書2:18-27
いなご、……大軍勢が、食い尽くした年々を、わたしはあなたがたに償おう。―ヨエル書2:25
淡い紫とオレンジ色を背景にした黒いレース模様に目をひかれました。その複雑で繊細な模様は、熟練アーティストが制作したものに違いありません。ところが写真をよく見ると、その写真の片隅に己の作品を満足げに眺める「アーティスト」が写っていることに気づきました。そのアーティストとは、何と毛虫でした。この美しいレースは、毛虫が食いちぎって穴の開いた葉っぱだったのです。
この写真の被写体が美しく見えたのは、食いちぎられた葉っぱが美しいからではありません。その穴を通して差し込む光が美しかったからです。写真をじっと見ていると、罪という害虫に食い荒らされた人生が思い浮かびました。罪の結果は破滅です。私たちの人生は罪に食いちぎられています。自分や他人の間違った選択の結果に苦しんでいます。私たちはみんな、罪の被害者です。
一方、この写真を見て、神にある希望に改めて感謝しました。預言者ヨエルを通して、神は「いなごが食い尽くした年々を、わたしはあなたがたに償おう」とイスラエルに言われました(ヨエ2:25)。またイザヤ書では「シオンの悲しむ者たちを慰め、灰の代わりに頭の飾りを与える」と約束しておられます(イザ61:3)。
サタンは、私たちを罪に陥れようとして、できる限りのことをします。しかし、サタンがどんなに頑張ったところで世の光である方は、私たちを美しいものにしてくださいます。
神は私たちの欠点を完全に取り除かれないが、そこを通して輝かれ、私たちを美しくされる。