1年で聖書を!
◆ 詩篇55-57
聖書のみことば Ⅱコリント12:7-10
 
わたしの力は、弱さのうちに完全に現れるからである。―Ⅱコリント12:9

雄のクジャクは、青緑がかった虹色の羽と、金や赤、そして青い「目」のついた長い尾をもった華麗な生き物です。それは非常に美しい鳥ですが、醜い足をしています。

率直に言うならば、私たちのほとんどは、何らかの肉体的欠点を持っています。それは生まれつきの欠点かもしれませんが、最近になって負う羽目になった欠点かもしれません。

パウロは自身の欠陥について、「高ぶることのないようにと、肉体に一つのとげを与えられました」と書いています(Ⅱコリ12:7)。それがなければ、神にもっと良く仕えることができると考えたのでしょう。取り除いてくださるようにと、神に3度も頼んだそうです。しかし主は、「わたしの恵みは、あなたに十分である。というのは、わたしの力は、弱さのうちに完全に現れるからである」と、パウロに約束されました(Ⅱコリ12:9)。そこで彼は語ります。「ですから、私は、キリストの力が私をおおうために、むしろ大いに喜んで私の弱さを誇りましょう。」

信仰の逆説のひとつは、神は、私たちに欠点があるにもかかわらず、私たちを選んで最も重要な働きを行わせようとなさることです。外見が立派だったり、上手に話せたり、その仕事に向いているから選ばれたわけではありません。

宣教師ハドソン・テーラーは「神は、弱い人を用いるために捜し、あなたと私を見つけた」と語りました。主の内に力を見いだすなら、私たちは自分が全く想像しなかった形で、神に用いられます(9節)。

(David Roper)

神の強さは、私たちの弱いところに一番よく現れる。