1年で聖書を!
◆ イザヤ書10-12
聖書のみことば ピリピ1:12-22
 
兄弟たち。私の身に起こったことが、かえって福音を前進させることになったのを知ってもらいたいと思います。―ピリピ1:12

最近、とても大変な体験をした女性と話をしました。彼女はストレスで身体をこわして、頻繁に病院に行かなければなりませんでした。けれども彼女はにっこり笑って、このつらい体験を担当医師にキリストを伝えるチャンスとして使っていると言いました。

ピリピ人への手紙を読むと、パウロは投獄という困難を、福音宣教のために利用したことが分かります。ピリピのクリスチャンたちは、パウロがイエスを告げ知らせて逮捕されたことを悲しみましたが、パウロは、自分の投獄は「かえって福音を前進させることになった」と語りました(ピリ1:12)。親衛隊の全員とその他のすべての人にも、彼が投獄されたのはキリストを宣べ伝えたからだということが知れ渡りました。パウロと知り合った人は誰でもみんな、イエスの救いについて聞きました。それが(四六時中彼を見張っていた)兵士であっても、外にいた人たちであってもです。パウロは、自分にとって悪い状況を福音という良い知らせを伝えるために利用したので、兵士たちの中にはキリストを信じた人たちも現れたようです(4:22)。パウロが牢につながれていたからといって、福音がつながれていたわけではなかったのです。

私たちイエスに従うクリスチャンもまた、自分の逆境を福音を伝える足場とすることができます。悪い状況の中に、福音の良い知らせを分かち合うチャンスがないかどうか探しましょう。

(Marvin Williams)

逆境は、キリストを分かち合う足場になりうる。