1年で聖書を!
◆ エレミヤ書1-2
◆ エレミヤ書1-2
聖書のみことば ピリピ2:1-11
自分のことだけではなく、他の人のことも顧みなさい。―ピリピ2:4
アメリカ大リーグのテキサス・レンジャーズの選手ジョシュ・ハミルトンは、チームが2010年のプレイオフシリーズで優勝したとき、試合後の祝賀会に出席すべきかどうか悩みました。なぜなら、彼には薬物とアルコール依存と闘った過去があり、アルコール依存症から回復した者にとって、シャンパンをかけ合う場にいるのは良くないと知っていたからです。しかし、素晴らしい出来事が起こりました。彼のチームメイトは、ハミルトン選手も一緒に祝えるようにと、祝賀会場にシャンパンの代わりにジンジャーエールを用意したのです。自分の都合ではなく相手の状況に配慮した、何と素晴らしい共同体でしょう。
自分自身よりも他者を顧みるようにとピリピの人々に使徒パウロが言ったのは、こういうことです(ピリ2:3-4)。キリストとつながることによって、ピリピのクリスチャンたちは、ひとつの家族になりました。そして、その家族は特別な絆でつながっています。ですから、そういった互いへの姿勢が、愛による調和、犠牲的な相互扶助などの目に見える態度や行動で示されるべきです。助けが必要なことに気付いていない人にさえ手を差し伸べることを考えて、行動しなくてはいけません。これは、クリスチャンとして普通の規範ですが、それを実行に移せるのは、主イエス・キリストが模範を示してくださったからです。
ハミルトンのチームメイトのように、互いの重荷を負い合いましょう。自我を捨てて隣人を愛するなら、それは神を愛していると周囲に示すことになります。
キリストを模範とした愛は、良い行いの中に見いだされる。