1年で聖書を!
◆ エレミヤ書17-20
聖書のみことば ヘブル12:3-11
 
主はその愛する者を懲らしめ、―ヘブル12:6

ある日、私の息子はオレンジ色のマーカーのふたを開け、父親の絵を描きました。まだ幼い彼が描いたのは、ひとつの丸の中に入った目と鼻と口が、二本の長い棒の上に乗っかっているものでした(息子によると、その二本の棒は足だそうです)。私は、幼い息子の努力を大いに褒めてあげましたが、彼の絵は、夫の特徴である青い目、頼りがいのある笑顔、そして白髪混じりの髪を描いてはいません。

これと同じように、神の子である私たちは、時として正確ではない天の父を心に描いています。例えば、私たちの生活態度に罪に根ざした習慣があって、神がそれを正そうとされ、何かが起こったとします。すると私たちは、神は優しくないと思います。そのような「しつけ」は痛みを伴うので(ヘブ12:11)、私たちは、バチが当たったとか、神の怒りに触れたと思うでしょう。しかし、それこそが実際に神に愛されているという証拠です。聖書は、「主はその愛する者を懲らしめ」ると語ります(6節)。神は私たちの利益のために、私たちをしつけてくださいます。それは私たちを「ご自分の聖さにあずからせ」(10節)、正しい生き方から来る平安を体験させるためです(11節)。

もしあなたが今、神にしつけられているなら、神は復讐心や怒りに燃えておられる訳ではないことを忘れないでください。「父がかわいがる子をしかるように、主は愛する者をしかる」(箴3:12)ということを思い出してください。

(Jennifer Benson Schuldt)

神のしつけの御手は、愛の御手である。