1年で聖書を!
◆ エレミヤ書21-23
聖書のみことば ルカ9:18-27
 
自分のいのちを救おうと思う者は、それを失い、わたしのために自分のいのちを失う者は、それを救うのです。―ルカ9:24

世界中が2010年に深刻な経済危機に陥ったとき、ある世界的な大手銀行の幹部たちは、投資に伴うリスクについて顧客をだました疑いで司法当局の捜査を受けました。その投資は高い収益を約束したにもかかわらず、実際は損失を出す運命にあり、該当商品を購入した客には何も残らないことが、銀行側には分かっていました。

「だます」という行為は、今に始まったことではありません。イエスはサタンについて、「真理に立ってはいません。彼のうちには真理がないからです。…なぜなら彼は偽り者であり、また偽りの父であるからです」と語られました(ヨハ8:44)。私たちのたましいの敵は「今だけを考えて生きなさい」とささやきながら、そのような生き方が、永遠の損失につながることを知っています。

一方イエスは、豊かに楽に暮らせる人生をあげようとは言われませんでした。むしろ、己を捨てイエスに倣って生きるように弟子たちを召されました。イエスは、ご自分が殺された後に死からよみがえることを告げ、こう言われました。「だれでもわたしについて来たいと思うなら、自分を捨て、日々自分の十字架を負い、そしてわたしについて来なさい。自分のいのちを救おうと思う者は、それを失い、わたしのために自分のいのちを失う者は、それを救うのです」(ルカ9:23-24)。

自分の人生を何に投資しますか。ささやくふたつの声があります。誤った声に従うのは非常に危険です。

(David McCasland)

神の真実から離れなければ、サタンの罠にはまらない。