1年で聖書を!
◆ エレミヤ書27-29
聖書のみことば ローマ5:1-8
 
神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに、世を愛された。それは御子を信じる者が、ひとりとして滅びることなく、永遠のいのちを持つためである。―ヨハネ3:16

私が12才の時、父は製紙工場を定年になり、退職記念に木箱に入った聖書をもらいました。私は箱に書かれた「聖」という文字を見て、「立入禁止」と言われたように感じました。それでも私は好奇心を抑えられず、中を覗いてみると、表紙には十字架にかけられたイエスの絵とヨハネの福音書3章16節のみことばがありました。そして、上には赤色の透明フィルムがかかっていました。私は、イエスが血を流して死んだことを意味しているのだと考えました。

誰も見ていないとき、私はその聖なる書の箱を本棚からそっと下ろし、十字架にかかったイエスの絵を見ながら、そのみことばを読みました。そして、イエスというお方はなぜ死んだのだろう、このお方の愛は私に向けられた愛だろうか、それとも私には「立入禁止」の愛だろうかと思いました。

何年か経って私は、神がイエスを通してご自身の愛に近づく道を備えてくださったというメッセージを聞きました。ローマ人への手紙5章1~2節は、「私たちは、私たちの主イエス・キリストによって、神との平和を持っています。またキリストによって、いま私たちの立っているこの恵みに信仰によって導き入れられ」たと語ります。私はイエスを信じました。イエスによって自分の罪から救われました。

感謝なことに、聖書も神の愛も「立入禁止」ではありません。神の赦しを受け取りましょう。それは私たちのように、罪深い者のためにあります。

(Anne Cetas)

聖書は神から私たちへのラブレターだ。