キム・ハスキンズは、高校の卒業式の朝に交通事故に遭いました。いっしょにいた父親は亡くなり、キムと母親は病院に運ばれました。翌日、キムの高校の校長、ジョー・ギャレットは病院に彼女を見舞い、学校は彼女のために特別なことをすると言いました。退院後、キムの卒業式が行われました。キムのクラスメートや教師たち、そして学校職員、この事故に心を痛めていた多くの人たちが集いました。彼らのあふれんばかりの愛と思いやりは、コロラドスプリングスの地方新聞の記者ジェームス・ドリューによって伝えられました。

ギャレット校長は、「私たちは、落ちこぼれを出さない教育を語ります。軍隊では、ひとりの兵士も取り残されることがないようにと語ります。今日は、すべての卒業生が取り残されることなく卒業する日です」と語りました。

イエスは、なくした羊、銀貨、息子という三つのたとえ話(ルカ15章)から、神にとってはひとりの人間が大切なのだと強調されました。これらの話の登場人物はみんな、自分にとって価値ある大事なものをなくしてしまいます。そして見つけた時には、友人や近所の人を呼んでいっしょに祝っています。

話の要点は明らかです。神にとって私たちみんなが大切です。だから神は言われます。キリストを通して、神の赦しと新しいいのちをあげようと。神は変わりません。愛とあわれみをもって私たちを追い求められます。ひとりの罪人が悔い改めるなら、天には大きな喜びがあります(7節)。