アメリカ合衆国のジョン・F.ケネディ大統領が射殺された1963年11月22日、もうひとりの世界的指導者が亡くなりました。C.S. ルイスです。彼は無神論からキリスト教に転向したオックスフォード大学出身の学者で、多くの作品を世に送り出した作家でもありました。彼は学術書だけでなく、科学小説、子どもでも読むことのできる寓話などを書きました。そのすべてに、キリストを信じる力強いメッセージが込められています。神は彼の作品を用いて、多くの人を改心させました。その中には、政治家やノーベル賞を受賞した科学者もいます。

著作物を通してキリストを伝えるように召されている人もいますが、その人も含めて、すべてのクリスチャンにとっては、自分自身がキリストを伝える手紙です。自分の生活を通してキリストを伝えています。使徒パウロは「あなたがたが…キリストの手紙であり、墨によってではなく、生ける神の御霊によって書かれた」と語っていますが(Ⅱコリ3:3)、もちろん、神のメッセージの書かれた紙だと言っているのではありません。「生きた手紙」というのは、イエスがどれほど私たちを変えてくれるかを映し出しているという意味です。他の人にどうかかわるかを示し、正直に誠実に生きようとしていることを示しているということです。

C.S.ルイスのように、世に大きな影響を与える人は少ないでしょう。しかし、私たちはみな、主に栄光をささげるために召されています。私たちを愛し、私たちを贖ってくださったお方に栄光をささげましょう。