今日は50年前、アメリカ合衆国の35代大統領、ジョン・F.ケネディが暗殺された日です。衝撃のニュースが世界を駆け巡り、翌日のロンドンのタイムズ紙は、世界の金融市場が非常に大きな影響を受けていることを伝えています。一面のヘッドラインは、「すべての出来事は、アメリカの悲劇の陰におおわれてしまった」でした。

私たちの人生にも、死や惨事、または急激な状況の変化によって、かげりのさすように感じるときがあります。そんなことが昔、若い未婚の女性に起こりました。約束されたメシヤ、すなわち、神の御子をみごもって、そのお方の母になると告げられたのです(ルカ1:26-33)。どのようにしてそんなことが起こるのかと尋ねると、天使ガブリエルは答えました。「聖霊があなたの上に臨み、いと高き方の力があなたをおおいます」(35節)。

ありえないような人生ですが、暗い影ではなく、神の栄光と力におおわれた人生でした。彼女は、「あなたのおことばどおりこの身になりますように」(38節)と答えましたが、今日でも、この返答は畏敬の念を抱かせます。

クリスマスの物語を読み、イエスの降誕について考える季節になってきました。イエスが私たちの世界に生まれてくださったことを考えるとき、「おおわれる」という言葉に心を留めてはどうでしょう。その言葉は力強く語ります。主は私たちの心に臨在されていること、また、どんなに暗い所をも明るく照らす力をお持ちであることを。