作家であり講演家でもあるマーティン・リンドストローム氏は、今や携帯電話は、人々にとって親友同然だと考えています。その理由は、MRIを用いた実験結果です。自分の電話が鳴るのを聞いたり見たりすると、脳細胞が反応します。このとき、活発に活動する脳細胞は、愛情や思いやりの感情と関連した部分だといいます。これは「あたかも、恋人か家族といっしょにいるかのような状態」と、リンドストローム氏は述べます。

多くのものが私たちの注意を引き、愛着を得ようとせめぎあいます。そんな中で私たちは、何を中心に暮らしていくべきか、いつも再考を促されます。ヨシュアはイスラエルの民に語りました。自分たちが心を向け、愛を注ぎ、礼拝するのは神のみであると。それは、周辺にいた民とは非常に対照的な姿でした。

彼らは偶像を礼拝していました。それらの偶像は人の手によって造られたもので、金や銀でできていました(詩115:4)。それらは真の神とは違って全く無力でした。ですから、神の民は偶像の神々ではなく、真の神に守っていただくべきです(士10:13-16)。 主イエスは律法の中で大切な戒めは何ですかと尋ねられて、次のように語られました。「『心を尽くし、思いを尽くし、知力を尽くして、あなたの神である主を愛せよ。』これがたいせつな第一の戒めです」(マタ22:37-38)。

真の神だけが、私たちの助けであり盾です(詩115:9)。礼拝は神のためにとっておきましょう。