まず目に留まったのは黄色いレインコートでした。茶色の長い髪をした可愛い新入生に、私の心はときめきました。私は勇気を出して、郷里から届いた手紙を読みながら歩いている彼女に話しかけ、ぎくしゃくしながらも、何とかデートに誘いました。断られるかと思いましたが、驚いたことに承諾してもらえました。

あれから40年以上が経ちましたが、私たち夫婦は、大学のキャンパスで出会って、ぎこちなく話したときを思い出して、今でも笑っています。そして、神はよくもオハイオ州出身の内気な男とミシガン州出身の内気な女性を引き合わせてくださったと話します。

年を重ね、家庭を築き上げていく中で、私たち夫婦は数えきれない危機に直面しました。4人の子どもを育て、そのひとりを事故で失い非常に苦しみました。大小様々な問題が起こって、私たちの信仰が試されました。しかし、ふたりで互いに支え合ってきました。それには、相手に対する献身と神の恵みが必要でした。そして今、私たち夫婦は、創世記2章24節にはっきり記されていること、すなわち、男と女がそれぞれの両親を離れ結び合ってひとつになる、という喜びを味わっています。この神の計画は、私たち夫婦に素晴らしい人生をくださいました。私たちは、それを喜び大切にしています。

結婚に関する神のご計画は素晴らしいものです。ですから私たちは、他の夫婦のために祈っています。神の愛の教えの恵みの中で、夫婦が共に人生を喜ぶことが、いかに素晴らしいことか分かっていけますように。