Month: 1月 2015

閉まるドア

警報音が鳴り、駈け込み乗車をしないようにアナウンスがあって、電車のドアが閉まろうとしていました。ところが、まだ数名は電車に飛び乗ろうとしました。そんなこんなで、ひとりが扉に挟まってしまいました。幸いにも扉はすぐに開いて、その人は無事に電車に乗り込みました。ほんの4分もすれば次の電車が来るのに、なぜそんな危険なことをするのでしょう。私にはよく分かりません。

そり滑りと祈り

雪が降ると孫を連れて来て、プラスチックのそりでそり滑りをして遊ばせるのが好きです。孫は裏庭の短い下り坂をザァーっと10秒で滑り降り、また登って、そして滑ります。

助けの源

ライゴン・スティーブンスは弱冠20歳ながら、経験豊富な登山家でした。マッキンリー山、レーニア山、エクアドルの4つの山頂(アンデス山脈)とコロラドの39の高峰を制覇しました。彼女は「私が山を登るのは山が好きだから。そして、そこで神に会います」と語りました。ところが、2008年1月、コロラド州南部のリトルベアー山を登山中、雪崩に遭いました。いっしょにいた兄のニックリスは助かりましたが、ライゴンは亡くなりました。

雑念と戦う

毎日、同じ高速道路を利用して通勤します。そして毎日、脇見運転をしているドライバーをたくさん見ます。その人たちの大半は、携帯電話で話したり、メールをしたりしていますが、新聞を読んでいる人や化粧をしている人、シリアルを食べている人なども見たことがあります。集中していなくても大して問題にならない事柄もありますが、時速100キロほどで車を運転しているときは違います。そんなときに注意を怠るならば、人を殺してしまいます。

神の手

新型の宇宙望遠鏡を使って、今までとは異なる光のスペクトルを捉えようとしていたNASAの研究者たちは、望遠鏡が撮影した一枚の写真を見て驚きました。そこには青や紫、緑や金に輝く手のひらのようなものが写っていました。これを「神の手」という人もいました。

私を力づけてください

シンガポールの初代首相リー・クアンユー氏は、今日のシンガポールの発展を造り上げたと評価されています。リー氏の首相在任中、シンガポールは成長して豊かになり、アジアの先進国に数えられるようになりました。彼は長期にわたって国の政治をつかさどり、難しい状況や批判に直面したこともありました。投げ出したいと思ったことはありますか、と質問されると、リー氏はこう答えました。「人生をかけて取り組もうと決めていました。」

静かな休息

少し前のことになりますが、私と息子のブライアンは友人のために、アイダホの人里離れた奥地の牧場まで農機具を運搬することになりました。しかし、牧場までトラックが入っていけるような道はありません。そこで、そこの運営を任されている若いラルフが、二頭のラバに引かせた小さな馬車に乗って、車道の終わるところまで迎えに来てくれました。

叫びに応える

息子が幼い子どもたちを連れてミュージカル「ライオンキング」を観に行ったときのことです。悪い弟に殺された父のムファサ王の遺体を前に、子どもライオンのシンバがひとり残され、おびえて、「助けて!助けて!助けて!」と叫ぶシーンがありました。当時まだ3歳だった孫は、静まり返った劇場で椅子の上に立ち上がると、「どうして誰も助けてあげないの!」と大きな声で叫んだそうです。